今年は私にとって、大きな病気をした大変な年でした。
ブログを振り返って読んでみると、病気の事をちらほらと書いてはいるけど、病状や術後の自分の状態を詳しく書く事を避けてきたと思います。でも、先日のクリスマスライブでも、お客さんの前でちゃんとお話したように、今年最後のブログに一生忘れられなくなった、またこれからの私の人生に大きく影響する事になる病気の話をして、今年を締めくくりたいと思います。
私の病名は『下顎骨骨髄炎』という病気でした。約3時間の全身麻酔をしての手術で、左下の歯を5本と歯茎と菌に侵された部分の歯槽骨がなくなりました。新潟大学病院で、初めて先生から病名を告げられ、歯をたくさん抜き、歯茎を平にすると言われた時、「私、もう歌えなくなるんじゃないの?!」と頭が真っ白になり、それから手術まで、ホントにいろいろと不安で不安でたまらなかった﹅﹅
でも、そういう不安や絶望から救って下さったのは、私の主治医である顎顔面口腔外科の安島久雄先生でした。まだ、新大病院に通い始めてCT撮ったり、精密検査をしていた頃、両親や知人から、「関西に戻って入院したら?新潟にいると私達もケア出来ないし。」と地元の病院を勧められましたが、もうその時から私は「安島先生に手術して頂きたい!」と決めていました。そして、その決断は間違っていなかった。安島先生は、とても優しく思いやりがあり、どんな時も誠意を持って接して下さったし、何より私が先生にお任せしていれば絶対大丈夫という安心と信頼感がありました。術後、顎の所に多少なりとも麻痺が残ると言われてましたが、それも時間の経過と共に消え去り、今は全く元の状態に戻りました。手術の時、病巣を丁寧に除去し、神経が出ていたけれども、触らないようにして手術して下さったという先生の腕の良さだと確信しています。
そういえば、私の叔母であるあーこおばさんに「パパなんて麻痺じゃないのに、しょっちゅう顎にご飯粒つけてるわよ〜」と励まされた時は、笑いが止まらなかったわ(^0^;)
顔相も全く変わらず、歌もまあ何とか歌えるし、手術前のあの不安でしょうがなかったのが今では嘘みたい......そして、私の事を歌手としても、よく理解して下さっている先生は、とてもいい義歯の先生をも紹介して下さいました。
先生には、本当に心から心から感謝しています。
来年からは、また元の生活に戻りますが、今までのように、全く障害がなく食べたり歌ったりする事はもうありません。私の場合、歯だけでなく、歯茎もないので、普通の入れ歯より多分難儀すると思うので、以前の自分の歯で生活していた頃のようにはいかないと思います。
でも、人生って『無常』という言葉通り、『今』の状態が変わらず永遠に続くことはないし、少しずつでも変化して行く・・・・・その中で、その変化を自分なりに受け入れ、適応して行く能力は絶対必要だし、時には諦めも肝心かなと。まあ、つらい年だったけど、安島先生という素晴らしい先生にも出会えたし、人の優しさにもいっぱい触れる事が出来たし、それはそれでいい年だったかも。。。
今年は、たくさんの方に大変お世話になりました。来年は、私にとっても、皆さんにとっても、健康に恵まれた良い年でありますよう。
そうそう!『素敵な義歯』が入ったら、またブログに書いて自慢するからね〜♬
2013年12月27日金曜日
2013年12月20日金曜日
感激のクリスマスライブ☆
12月16日のクリスマスライブは、たくさんのお客様にお越し頂き、とても盛り上がりました。
本当にありがとうございました!
中学の時の同級生からお店に花束が届いたり、1曲目の『Silver Bells』が終わった所で、お客様から次々に花束を頂いたり、私の大好きなチョコレートを山ほど頂いたり(これが病気の原因かな﹅﹅)思いもよらないサプライズに、涙が出そうになるほど感激でした♡
休業する時、病気の事をブログには少し書いたけれど、自分でもこれからどうなるかわからなかったので、詳細をあえてお店で告げる事はありませんでした。だから、私が病気だった事、またどんな病気だったかを知らない人もたくさんいらしたので、今回の復帰ライブでは、改めてちゃんと病名も病状も詳しくお話しようと思っていました。
今まで、義歯が入って完全に元に戻るまで人前に出ないと決めていたのに、いろんな人に後押しされて開き直ると(笑)、トークの時、今はまだ歯が入っていない状態である事、これから義歯を作って頂く事等、自分が笑顔で平気でペラペラと話せるのが信じられなかった!病気の内容を話していたら、「よく乗り越えたね。」と涙して下さっている方もいらっしゃいましたが、「今、素敵な入れ歯を新潟大学病院で作って頂いてます。ここにいらっしゃる方の中にも入れ歯の方、たくさんいらっしゃると思いますが、私もこれから仲間入りです。今度その『素敵な入れ歯』が入ったら、是非見に来て下さいね!」とお話すると、今度は大爆笑で、自分でもよくそこまで言うなと呆れるくらい、、、^^;;
でも、お客さんも、途中休憩の時、「私も入れ歯なのよ!最初は、慣れなくてモゴモゴするけど、すぐに慣れるから大丈夫よ!!」と励まして下さり、とても心強いです v(^^)v
来年から、また今まで通り、毎月第3月曜にライブをしていきます。1月だけは、6日の月曜、年明け早々です。もう2週間程で来年ですね。あっという間ですよ〜
この日のライブは、おなじみ多田恵美子さん(p)と中嶋俊夫さん(ds)の名コンビ、そして、ベースは、カナダ人のThomas Posnerさんです。
私は共演は初めてなので、どんなベースを弾かれるのか楽しみです♬是非、新年最初のジャズライブ、お越し下さいね〜〜〜お待ちしています!!
本当にありがとうございました!
中学の時の同級生からお店に花束が届いたり、1曲目の『Silver Bells』が終わった所で、お客様から次々に花束を頂いたり、私の大好きなチョコレートを山ほど頂いたり(これが病気の原因かな﹅﹅)思いもよらないサプライズに、涙が出そうになるほど感激でした♡
休業する時、病気の事をブログには少し書いたけれど、自分でもこれからどうなるかわからなかったので、詳細をあえてお店で告げる事はありませんでした。だから、私が病気だった事、またどんな病気だったかを知らない人もたくさんいらしたので、今回の復帰ライブでは、改めてちゃんと病名も病状も詳しくお話しようと思っていました。
今まで、義歯が入って完全に元に戻るまで人前に出ないと決めていたのに、いろんな人に後押しされて開き直ると(笑)、トークの時、今はまだ歯が入っていない状態である事、これから義歯を作って頂く事等、自分が笑顔で平気でペラペラと話せるのが信じられなかった!病気の内容を話していたら、「よく乗り越えたね。」と涙して下さっている方もいらっしゃいましたが、「今、素敵な入れ歯を新潟大学病院で作って頂いてます。ここにいらっしゃる方の中にも入れ歯の方、たくさんいらっしゃると思いますが、私もこれから仲間入りです。今度その『素敵な入れ歯』が入ったら、是非見に来て下さいね!」とお話すると、今度は大爆笑で、自分でもよくそこまで言うなと呆れるくらい、、、^^;;
でも、お客さんも、途中休憩の時、「私も入れ歯なのよ!最初は、慣れなくてモゴモゴするけど、すぐに慣れるから大丈夫よ!!」と励まして下さり、とても心強いです v(^^)v
来年から、また今まで通り、毎月第3月曜にライブをしていきます。1月だけは、6日の月曜、年明け早々です。もう2週間程で来年ですね。あっという間ですよ〜
この日のライブは、おなじみ多田恵美子さん(p)と中嶋俊夫さん(ds)の名コンビ、そして、ベースは、カナダ人のThomas Posnerさんです。
私は共演は初めてなので、どんなベースを弾かれるのか楽しみです♬是非、新年最初のジャズライブ、お越し下さいね〜〜〜お待ちしています!!
2013年12月13日金曜日
クリスマス映画のご紹介
今日、吹雪の中を☃、新潟から無事、大阪に帰ってきました。
今日のフライトは、恐ろしかった!(>0<)
まずは、いつもの飛行経路とは少し違っていました。いつもは遠くに富士山を見ながら飛ぶのに、ふと、外を見ると富士山がえらく近くに見えたのでびっくり!まあ、これは恐ろしいことはないけど、次にびっくりしたのが、何か飛行機の下を黒い物体が横切った!カラス?!のわけないっしょ、飛行機が飛ぶ高さで......なら、何??ハッと振り返ると別の飛行機でした!(驚)私の乗ってる飛行機の真下をクロスして飛行機が過ぎて行った・・・・・ぞーっ!!
それにしても、飛んでる飛行機を目の前で見たら、すごい早さよ!(@@;) ということは、この飛行機もあんな早さで飛んでるんだね〜当たり前だけど (^^;)
さらに、最後のトドメが、今日は寒気の影響で風が強かったんですが、着陸の時、車輪が微妙に片方ずつ着いたんです。そしたら、ブレーキ踏みながら少し蛇行して、どんなに怖かったか!!横転したらもうアカンやろなーと一瞬のうちに思い、心臓バクバク、冷や汗ダラダラ、止まった頃には軽い貧血状態でしたよー。今日は、何だか命拾いした気分。手術の時からずっと持ってるお守りが守って下さったんだわ (^0^;)/
飛行機に乗る機会は多いので、今までもいろいろありましたが、今日は久しぶりの恐怖を味わったわ﹅﹅とにかく、冬の新潟-大阪便は、もう恐ろしくて、お天気☀を祈るばかりです。
気を取り直して、、、来週16日(月)の私のライブに歌うクリスマスソングの中から、クリスマスの映画をふたつご紹介します。
まず、クリスマスと言えばこの曲、『White Christmas』は、1942年にアーヴィング・バーリンが作詞、作曲し、同年の映画、ビングクロスビーとフレッドアステア共演の『スイング・ホテル』でクロスビーによって歌われ、今も歌い継がれるクリスマス定番の名曲となりました。私のライブでは、毎年お客様皆さんと大合唱になります(笑)
そしてもうひとつ、あまりに美しいメロディーで、自分で歌っていても涙が出そうになる『Have Yourself A Merry Little Christmas』は、1944年に映画『Meet Me In St. Louis(若草の頃)』でジュディー・ガーランドが歌っています。セントルイスに暮らす中流家庭の日常を描いた映画で、父親の転勤でニューヨークに行く事になるのですが、子供たちはセントルイスを離れたくない。一番末っこが、引っ越すのがいやで、泣きながら雪だるまを壊す様を、ジュディーガーランドが窓から眺めながらこの曲を歌うのですが、そのシーンは涙をそそります。
チャンスがあれば、この時期に、クリスマスにぴったりのこれら映画を是非ご覧になってみて下さい!古い映画ですが、心が洗われます☆
今日のフライトは、恐ろしかった!(>0<)
翼の向こうに富士山わかる? |
それにしても、飛んでる飛行機を目の前で見たら、すごい早さよ!(@@;) ということは、この飛行機もあんな早さで飛んでるんだね〜当たり前だけど (^^;)
さらに、最後のトドメが、今日は寒気の影響で風が強かったんですが、着陸の時、車輪が微妙に片方ずつ着いたんです。そしたら、ブレーキ踏みながら少し蛇行して、どんなに怖かったか!!横転したらもうアカンやろなーと一瞬のうちに思い、心臓バクバク、冷や汗ダラダラ、止まった頃には軽い貧血状態でしたよー。今日は、何だか命拾いした気分。手術の時からずっと持ってるお守りが守って下さったんだわ (^0^;)/
飛行機に乗る機会は多いので、今までもいろいろありましたが、今日は久しぶりの恐怖を味わったわ﹅﹅とにかく、冬の新潟-大阪便は、もう恐ろしくて、お天気☀を祈るばかりです。
気を取り直して、、、来週16日(月)の私のライブに歌うクリスマスソングの中から、クリスマスの映画をふたつご紹介します。
まず、クリスマスと言えばこの曲、『White Christmas』は、1942年にアーヴィング・バーリンが作詞、作曲し、同年の映画、ビングクロスビーとフレッドアステア共演の『スイング・ホテル』でクロスビーによって歌われ、今も歌い継がれるクリスマス定番の名曲となりました。私のライブでは、毎年お客様皆さんと大合唱になります(笑)
そしてもうひとつ、あまりに美しいメロディーで、自分で歌っていても涙が出そうになる『Have Yourself A Merry Little Christmas』は、1944年に映画『Meet Me In St. Louis(若草の頃)』でジュディー・ガーランドが歌っています。セントルイスに暮らす中流家庭の日常を描いた映画で、父親の転勤でニューヨークに行く事になるのですが、子供たちはセントルイスを離れたくない。一番末っこが、引っ越すのがいやで、泣きながら雪だるまを壊す様を、ジュディーガーランドが窓から眺めながらこの曲を歌うのですが、そのシーンは涙をそそります。
チャンスがあれば、この時期に、クリスマスにぴったりのこれら映画を是非ご覧になってみて下さい!古い映画ですが、心が洗われます☆
2013年12月5日木曜日
クリスマスの思い出
いよいよ12月に入り、街にはクリスマスのオブジェが飾られ、このキラキラしたロマンティックな雰囲気には、毎年私もワクワクさせられます。
私はクリスマスには特に深い思い入れがあり、『アンディのクリスマス特集』というクリスマスソングを中心としたライブをするのは私の夢でもありました。
私の幼少期、祖父母の家の応接間には暖炉があり、そこで毎年大きな本物のもみの木に家族みんなで飾り付けをしました。そして、親戚や友人がたくさん集まるクリスマスパーティー当日まで、そのツリーの下にそれぞれ子供達の為に買ってくれたプレゼントが置かれるのです。12月に入ると、洋楽が大好きだったクレアおばさんみたいな料理好きの祖母が、毎日その暖炉の部屋で、アンディやペリーコモ、シナトラ、ビングクロスビー......といった歌手達のクリスマスレコードをかけて、隣りの台所で朝からお料理やお菓子を作っていました。私はそんな優しいおばあちゃんのあったかいお家が大好きで、しょっちゅうそこにいるうちに、いろんなクリスマスソングや賛美歌を覚えてしまったというわけです。
クリスマスシーズンになると、毎年そんな素敵な思い出が鮮明によみがえります。
クリスマスソングにおいては、特にアンディの甘く優しい美声が大好きで、彼の歌う賛美歌を聴くと涙が出て来ます。一口にクリスマスソングと言っても、コマーシャルに使われているような一般的なものだけでなく、どれだけたくさんの心洗われる美しいクリスマスソングや賛美歌があるか、もっともっと知って頂きたいし、微力ながらもそれを絶やさぬようつなげて行きたいと願う気持ちから、『クリスマス特集』というライブをする事にしました。
そして、彼らジャズやポップス歌手達の全盛期は、クリスマスコンサートやパーティーが、華々しく当然のように開かれる、まさに、黄金時代でしたよね。そんな時代がまた来るか・・・は、わかりませんが、時代はどんなに変わっても、『いいもの』を伝える気持ちは変わらず持って歌い続けたいと思っています。
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