2017年11月27日月曜日

New Orleans Jazz at Church 2017 ~Autumn Concert~

 秋の【島之内教会コンサート】のゲストバンドは、『小川理子スウィンギンストライドジャズバンド』。メンバーは、ピアノ&ボーカル小川理子さん、ギター佐久間和さん、ベース小林真人さん、ドラム木村王子さん、そしてゲストボーカルに王子の父、木村陽一さんでした。
小川理子(p) ジャズバンド & 河合良一(cl) 福田恒民(tb)
小川さんと言えば、ラスカルズのドラム木村さんと共に『ヨートリオ』で、長い間活躍されていますが、実はそのヨートリオ初期のメンバーは、ベースはマホガニーの樋口さん、ボーカルは私でした!“全員が歌えるバンド”が面白いと結成されたのが始まりなんですよ〜。今では知られざる過去の話です(笑)その日樋口さんとも、「ヨートリオ結成時のメンバーが揃ってるやん!」って話してました。当時、「このバンドで、ライブハウスや海外のジャズフェスティバルにも出ようね!」って小川さんと盛り上がったのを覚えています。その後いろいろあって、メンバーも変わって行ったのですが、小川さんも本業のパナソニックで今では役員になられ、度々の海外出張もありお忙しい中、ジャズピアノを続けてこられたことは、凄いことだと思います。
ニューオリンズラスカルズ
あるいは、ピアノを弾くことで、仕事のストレスを解消されていたのかもしれませんが・・・。
 コンサートでは、小川さんの得意とされるストライド奏法でラグタイムピアノを演奏してくれました。弾き語りでは《Wolverine Blues》や《What A Little Moonlight Can Do》《How Long Has This Been Going On》《I Got Rhythm》ゴスペル《Where You Lead Me》など。そして、彼女の会社の上司であり、ジャズの師匠である木村さんも、彼女のピアノでたくさん歌いました。
佐久間和(g) & 小林真人(b)
その中で特に彼が強調していたのが、《When I Leave The World Behind》という曲。この歌は、自分がこの世を去る時、遺して行くものを語った歌らしいです。木村さん曰く、自分は一度死にかけたので、この歌の気持ちがわかると。どのあたりに共感するのかと思ったら、「遺すものは、降り注ぐ太陽や春の日差し、鳥のさえずりなど、タダで済むものばかりだ〜。お金のかかるものはないんだ!」と。「えーっ、そこー?」ってとこが木村さんらしいです(笑)和ちゃん(g)&真人さん(b)のアコースティック演奏も、スイング感抜群、ギターとベースだけでもこんなにドライブするものかと、さすがこの二人は期待を裏切らない素晴らしい演奏でした!

2017年11月18日土曜日

新宿トラッドジャズフェスティバル 2017

左から)八城邦義(ds)矢野伸行(b)三上和彦(ts)小林創(p)
今年の【新宿トラッドジャズ】は、初日は小春日和のような暖かさで、2日目はめっちゃ寒かったけど、両日ともお天気に恵まれ、2日間たっぷり楽しんで来ました。
 私の最初のステージは、ライブハウス『New Tone's Apple』で、ピアノ小林創さん、ベース矢野伸行さん、ドラム八城邦義さん、そしてテナーサックス三上和彦さんという豪華メンバーでのカルテットでした。こんな贅沢なメンバーで歌えるのは、新宿ジャズならではです!超満員のお店の中には、大阪からのお客さんもたくさんいらっしゃって、とっても嬉しかったですv(^0^)v ドラムの八城さんは、歌手のマリアエヴァちゃんや二胡のチェンミン、亜土ちゃんなどのライブやコンサートに、メンバーとして新潟や村上によく来られていた時からのお知り合いでしたが、演奏でご一緒するのは初めてでした。村上や津南町などの温泉街の旅館でのコンサートの後、打ち上げで盛り上がった楽しい思い出があります(*^0^*)
左から)五十嵐明要(as) 木村パンダ(b) 大橋高志(p)
2日目の私のライブは、アルトサックスの大御所、五十嵐明要さんとご一緒でした。ピアノは大橋高志さん、ベースは木村パンダさん。木村パンダさんとも初対面なのですが、「まさか、本名じゃないですよね?」と聞いたら、「本名です」と言われたので、「ヘェ〜、珍しいお名前ですね〜」とびっくりしたら、大橋さんに「そんなわけないやろー!」と突っ込まれました(^^;;) さすが大阪出身の大橋さん(笑)でも、パンダさんとトントンの共演って笑かす?今年は両日ともゲストがサックスプレーヤーでしたが、サックスという楽器は個人的にもとても好きな楽器で、特にバラードの演奏は、その音色にすごく色気を感じます。
“みくに丸”のリバーのライブに来て下さったお客さん
私の大好きなジャズソング、《But Beautiful》《Star Dust》《思い出のサンフランシスコ》など歌っている隣で、大御所の名プレーヤーの奏でるサックスは、ムード満点でした☆
 今回のリバーサイドジャズバンドは、ラスカルズのトロンボーン福田さんが参加して下さいました。ゴスペル《In The Garden》を、福田さんのトロンボーンの演奏で歌いましたが、お客さんに、「福田さんのソフトで美しい音色には感動して聞き入ってしまった〜」と言われましたよ!リバーと共に佐渡演奏旅行にご同行されたお客さんも来て下さいましたが、この佐渡旅行はリバーにとって今年一番の思い出深い行事になりました。この新宿が、リバーの今年最後の演奏になりましたが、今年もたくさんの方に応援して頂き、本当にありがとうございました。1月は【新潟ジャズストリート】で、また新潟の皆さんにお目にかかれるのを楽しみにしています!
ホテル『TOKYU STAY』前のストリートでは、ダンスする人もたくさんいました!

2017年11月3日金曜日

コペンハーゲンウォッシュボード5 from デンマーク

 デンマークから、トラディショナルジャズバンド『コペンハーゲンウォッシュボード5』が来日し、Breeze of Dixieland のリーダーの吉川裕之さんがプロデュースされているジャズイベント【ミナミジャズウォーク】に出場、そしてニューサンでもライブをしました。
コペンハーゲン ウォッシュボード ファイブ
このバンドは、吉川さんが、「世界のどこかで活躍しているええバンドないかな〜」ってな感じでネットで探して見つけ、彼らと連絡を取り、日本に来てもらったという超現代的な知り合い方でご縁があったバンドです。メンバーは皆さん、髭を生やした優しいおじいちゃんみたいな方々で、ボーカルの矢萩さんもお友達と聴きに来てくれたんだけど、「バンジョーの人なんて、何だかスピルバーグの映画に出てくる、北欧の森の妖精みたいな感じの人やなぁ・・・」なんて話してました(笑)彼らのモットー『いいアレンジ、退屈させない熱い演奏』で、スイング感抜群にトラディショナルナンバーを演奏してくれました。レパートリーは1920年代前後のトラディショナルナンバーを中心に、《On The Sunnyside of The Street》《I get The Blues When It Rains》《After You've Gone》などデキシーからスイングまで幅広く演奏してくれました。ウォッシュボードのおじいさんなんて、乗ってくると面白いスキャットをして笑わせてくれたり、まさに退屈させない演奏でしたよ!
ジャムセッション:大島一郎(tb)吉川裕之(cl)池本徳和(tp)
退屈させない演奏と言えば、このバンドの前座に《HEART BEAT DIXIELAND》というデキシーバンドが4曲ほど演奏してくれました。吉川さんご推薦、ニューサン初出演のバンドだったのですが、こちらも退屈させない素晴らしいバンドでした。曲の構成やアレンジの展開が早く、またそれぞれのパートの演奏技術が高いので、聴いているというか観ている方も吸い込まれ、退屈させない演奏は、まさにエンターテイナーでした。最後の曲《Sing, Sing, Sing》のクラリネットとドラムの掛け合いはスリリングで、ドラムソロはすごく迫力があって圧倒されました!この次は前座ではなく、しっかり彼らのステージを聞いてみたいです。更にびっくりしたのが、バンジョーの藤井さんは、私の大学時代の軽音楽部の後輩でした((@0@)) こんなところでこんな出会いが・・・おしゃべりしているうちに、軽音学部の同期や先輩の名前が出て来てすごく懐かしかったよ!みんなどうしてるのかな〜、会いたいな〜、ぜひお店に遊びに来て欲しいです!とりあえずは、近い将来、このハートビートデキシーランドのニューサンライブを楽しみにしています(^_^)♪