春のスペシャルライブ☆細川綾子さん、素敵でした！

　細川綾子さんの４回目のスペシャルライブも、毎年楽しみにしておられるお客様で大変賑わいました。今回は、新しいCDをご持参で「スタンダードジャズで、まだまだ挑戦したい、歌いたい歌がたくさんあるの」と意欲的にそういったナンバーを録音されたそうです。
　ライブは、いつもの軽快なおしゃべりとスインギーな歌で、また魅了されました。今回の細川さんをサポートして下さったバンドのメンバーは、多田恵美子(p)、山本久生(b)、中嶋俊夫(ds)。私のCDも多田＆中嶋さんの最強コンビでしたが、やはり細川さんも「今日のメンバーは、なんてスイングするのでしょう。もう最高！歌手を生かすも殺すもバンド次第です。」とメンバーの素晴らしさをたたえていました。この日は、細川さんだけでなく、中嶋さんのお客さんも大勢来られており、その中嶋さんのドラムは、是非見に来て頂きたい！見て聞いて虜にならない人はいないと思います。今回の細川さんのナンバーは、In a mellow tone(CDから), I've got the world on a string, Taking a chance on love, We'll meet again, Bewitched, Birth of the blues, That's all などなど........。

細川さんも昨年からいろいろご病気をされて、とても華奢な身体になっておられたけど、歌い出したらパワフルで、どこからあの力が湧いて来るのか？！と皆さん感心してましたよ〜ご自身でも「もうアメリカでもジャズは流行らず、歌う場所もなくなってきて、ほとんど歌ってない。日本に来る時だけよ。もう歌うのやめようかと思うけど、日本に来てライブをして歌い終わった瞬間、やっぱりやめられない！と思うのよね〜」と。こうもおっしゃってました。「何回ライブやコンサートしても、毎回歌う前は緊張し、ちゃんと歌えるか心配し、終わったらホッとすると同時に歌って良かった、また歌いたいと思う、この繰り返しよ」と。私も歌う時、細川さんと全く同じ思いです。細川さんみたいな大先輩でも、そんな風に緊張され、心配され、ホッとされるんだ〜と思うと、これでいいんだな、なんて気持ちにさせられました。
　細川さん、お疲れさまでした。明日は神戸でライブ♪　頑張って下さい！