さようなら、渡辺先生

　昨日（毎月第２木曜）は、ロイヤルフラッシュジャズバンドのライブでした。
昨年６月に、ロイヤルと大阪都ホテルで、パーティーの仕事をご一緒させて頂いて以来、１０ヶ月振りのライブでの再会でした。私は、その仕事を最後に病気で休業したのですが、ちょうどその同じ頃、クラリネットの渡辺先生も体調を崩され、検査入院されました。そして、久しぶりのロイヤルのライブでお会い出来るのを楽しみにしていたのですが、去る２月１９日に、肝臓がんで（煙草も酒もやらない先生が！）お亡くなりになられました。直後にリーダーの大森さんから訃報を知らされた時は、もう悲しくて悲しくて仕方がありませんでした（；０；）

2012年六甲山ホテルでのコンサートに飛び入り！一番右が渡辺先生

渡辺先生は、和歌山大学経済学部の教授でした。私は以前、ロイヤルに２年間ほど専属ボーカルをさせて頂いていた事もあり、お仕事もたくさんご一緒させて頂いたし、海外演奏にもご同行させてもらい、渡辺先生とも大の仲良しでした。私の顔を見たら「トントン、デートしよ〜」と、これが先生の挨拶代わりの言葉で、前に一度だけしょうがないからデートしたげた事もあったな（笑）確か、ヒルトンホテルでフランス料理をごちそうになったわ♡ なんかこれって、変なおじさんみたいで、渡辺先生が読んだら「こらっ、トントンはー、ほんまにもう！」って怒るかもしれないけど、ホントに優しくて面白い先生で、とーっても可愛がってもらいました v(^0^)v　だから先生は、私が何を言っても怒らないの。フフフ.......

ロイヤルフラッシュジャズバンド

昨日のライブは、そんな大好きな渡辺先生への追悼の気持ちを込めて、ロイヤルで歌いました。もしかしたら泣いちゃうかも.......と思っていたら、、、私：「渡辺先生が死んじゃって私悲しくて悲しくて....」トランペットのマッシー：「お前、笑とるやないかー」私：「今日は、先生の為に心を込めて歌います。それでは、『月の砂漠』！！」（お客さん大爆笑）リーダー大森さん：「どうも、なべちゃんって、泣くより笑ってしまう人柄やな」という感じで、めっちゃ楽しい追悼ライブになってしまいました。渡辺先生も、天国で怒り笑いしていると思います。
　渡辺先生は、ロイヤルでは花形ボーカルでもあり『月の砂漠』を東海林太郎の物まねでよく歌っていたのですが、めちゃめちゃ受けて盛り上がりました。他にもレパートリーありましたが、どれ歌っても可笑しくて（また怒られるかな (^^;)）笑いで盛り上がるの。もう最高！！よく先生に「私が歌う前に、先生前座で盛り上げてね〜」なんて言ったら「こらー！」って怒られたな（笑）。
　こんな愉快な先生ともう二度と会えないなんて、本当は悲しくてしょうがないんだよ。
『月の砂漠』封印しないで、私が引き継ごうかな（泣笑）大好きな渡辺先生、ご冥福をお祈り致します。