今年の【東大阪・鴻池 JAZZ STREET】は、お天気には恵まれたものの、急に冷え込んだ寒い1日でした。そういえば、初出場の時は季節外れの猛暑で、2回目の出場は寒くて、今年はもっと寒かった〜。最近は過ごしやすい秋がなくて、10月上旬の【神戸ジャズ】の頃は夏のように暑いし、下旬はコートがいるほど寒いしで、新潟から限られた衣類を持ってくる私にとって、この季節は毎年衣装に迷います。
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魔物が潜む?『鴻池新田会所』 |
江戸時代に作られた木造の米蔵、重要文化財である『鴻池新田会所』は、天井が高くて音の響きも良く、気持ち良く演奏させて頂いたのですが、まるでお寺のようにだだっ広いので、とても寒かったです。「寒いね〜」と言いながら、コートにマフラーを着けたままで聞いておられるお客さんもいらっしゃいました。それでも、そこに座って最後まで聞いて下さったのには感謝です。ありがとうございました!
逆にステージ側にいる私達は、張り切っての薄着です(笑)。私の出番の前に演奏されていた、バイオリニストのReikoさん(最近ではモンデューでも共演されている)も、背中の大きく開いたワンピースでしたし、私も半袖のワンピースで歌いました。上着を脱いだ瞬間は「さぶっ!」と思ったのですが、不思議とステージに上がるとそんなこと忘れちゃうんです。
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明るく爽やかな 『カフェ チェルシー』 |
『ステージには魔物がいる』という言葉がありますが、ステージに上がるとアドレナリンが出て、普段の自分からは想像もつかないようなパワーが出て来ます。以前私は東京でのコンサートの前にインフルエンザにかかってしまい、点滴をしたり、解熱剤を飲んでもあまり熱が下がらず、そんな状態で歌いに行ったことがあります。出番の直前までフラフラしてたのに、ステージに上がったら意外としっかり歌えたし、終わったら何と熱が下がって、そのままインフルエンザも治りました!(@0@) 美空ひばりさんも、お亡くなりになる前のコンサートでは、出番まで点滴をしながら楽屋で横になり、舞台袖までは車椅子で移動されたそうですが、ステージではしっかりご自身の足で立って歌われたそうです。不可能を可能にする人間の底力って、神秘ですよね〜。私にとっての『ステージの魔物』は、いつもいい魔物なんです!(笑)
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