2020年1月13日月曜日

ラスカルズのピアニスト尾崎さん、久しぶりの登場でした!

 2020年最初の昼下がりジャズは、ニューサントリー5ジャズバンドという、リーダーの風間晶世(cl)を中心に大阪で集めたメンバーで結成されたバンドでした。そしてこの日、新年の大サプライズで、ラスカルズのピアニスト尾崎さんが突然来られました!
久しぶりに尾崎さんとのセッション
いつの日からか尾崎さんがニューサンからというか、ラスカルズから姿を消してしまいました。それでも、今まで周年祭やら何か特別なイベントをする時は必ず尾崎さんをお誘いしていました。このライブをやると決めた昨年10月頃も、懲りずに尾崎さんに頼んでみたのですが、やはり断られました。ご本人も特に事情を説明されないので、何故尾崎さんがジャズシーンから消えてしまったのか?噂は色々聞きましたが、尾崎さんの先輩や後輩でさえ、本当のところは誰もわかりませんでした。
 でも、尾崎さんはこの日現れました!ずっと音沙汰なかった尾崎さんからライブ前日「明日大阪にいるので、ライブに行ってもいいですか?」というメールが風間に届きました。思わず目を疑ったけど、すごく嬉しくて「ぜひ来いよ!みんなで待ってるぜ」という返事を送りました。川合 純一さんも池本さんもみんなそれでも半信半疑で、当日特に話題にせずリハをして、みんな心の中で待っていました。リハも終わり、私が裏で靴を履き替えていたら、「お前何やってんだ〜、連絡くらいしろーー!」と風間の怒る声が聞こえて来ました。表に出ると、そこに真っ白な髪をした尾崎さんが笑顔で立っていました。みんな尾崎さんに笑顔で「よく来たな!尾崎も演奏に入れよ!」と言って喜んでいました。
メンバーと尾崎さん(左から2番目)、マスター&ママ、木村夫妻
一応私もこのお正月に死ぬほどピアノ練習をしたので、先に何曲か私が弾きまして(笑)そして私の歌から尾崎さんに入ってもらって、久しぶりに尾崎さんのピアノで歌いました!一緒に演奏している中で、池本さんは泣きながら演奏していました。聴きにきてくれていたボーカルの前川歌名子さんももらい泣きしていました。それを見て私も泣きそうだったけど、泣いたら歌えなくなるので我慢しました。演奏が終わった途端、池本さんが号泣、風間も純一さんも目がウルウル、、、「もう尾崎はラスカルズに戻って来ないんじゃないかと心配していたぞ〜」と木村さんも尾崎さんとの再会に大喜び。みんなみんな尾崎さんを待っていました。当の尾崎さんは「2年ぶりにバンドに入って弾いたから緊張したーー!」と言ってましたが.....(^^;;) 長い人生、生きているとあらぬ方向へ向かって行って、やりたくてもどうしてもやれない時期もあるかもしれない。それでも仲間たちは何も聞かず、何も言わず、ただただ尾崎さんがピアノを弾きにきてくれたことを喜んで受け入れました。これが『同じ釜の飯を食った仲間』というんだなぁ・・・と男の友情の優しさを見せつけられました。

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