歌もトークも楽しい細川綾子さんのライブ

　３月に来日されてひと月が過ぎ、神戸でのライブの後、名古屋、岐阜と続き、そして今日は大阪、とハードスケジュールをこなし、ニューサンでのライブは帰国前だったので、さすがの細川綾子さんも少々お疲れ気味でしたが、そんな疲れをみじんも見せない 大御所歌手を改めて感じさせるステージでした！

左から：ミチヤス(ds)細川綾子(vo)高岡正人(p)トッキー(b)

今回のメンバーは、高岡正人さん(p)、時安吉宏さん(b)、永田充康さん(ds)。「ニューサンは、いつも私がご一緒したいミュージシャンと組んでくれるので、毎回気持ちよく歌わせてもらってます」とメンバーを大事にされる細川さんも絶賛。高岡さんとは、関西でよく共演されているので、息もピッタリ。高岡さんの細川さんをエスコートする美しいイントロや演奏は、彼の優しい思いやりのある人柄をとても感じさせます。

　この日の細川さんの１曲目は《On The Sunny Side Of The Street》。軽快な４ビートから始まりました。シャンソンの名曲《La mer》は、亡き大ママの大好きな曲で、シャンソンが好きだった大ママもよく歌ってたな〜♬

今回心に残った曲は、パティ・ページが歌っていた《Old Cape Cod》。あまり知られていない曲だけど、ケープコッドの町の美しさを歌った曲です。ケープコッドは、アメリカ東海岸のちょうどボストンの下辺り、腕の形をした半島にあるとても美しい避暑地です。細川さんもまだ行った事がないそうですが、そこはシーフードが美味しく、特に伊勢エビやフォアグラが有名で、またJ・Fケネディの超豪華な別荘があったところでもあるそうです。ロバートケネディの末娘の結婚の参列に向かう途中で、ケネディJrが飛行機事故で亡くなったのは、まさにそのケープコッドに向かう途中だったと細川さんがライブのトークでお話してくれました。ケネディJrは、それはもうアメリカ中の女性が虜になるほど、背が高くてハンサムで〜と夢見心地に話されていたので、思わずどんなハンサムなのか帰ってからネットで見たら、ハリウッドスターばりのハンサムでした！

友人の愛美（一番右）もお友達と来てくれました！

また、つい最近トニー・ベネットとレディ・ガガ がデュエットしたCDが発売された中から《The Lady Is A Tramp》を歌われた時、レディ・ガガが、アカデミー賞で【Sound Of Music】を歌った話題になりました。ブロンドのロングヘアーに清楚な真っ白いドレスを身にまとい、美しい高音で歌うレディ・ガガに、改めて彼女の才能の素晴らしさを思い知らされたと細川さんが話しておられました。

　細川さんは、他にも本場アメリカでの私達の知らないお話を色々して下さるので、彼女のライブはすごく楽しいですよ！最後は、《We'll Meet Again》でお別れでしたが、また秋に日本でお会いしましょうとおっしゃってました。。。