2015年4月22日水曜日

小林創さん、『こんなピアニスト見たことない!』

 大阪島之内教会で、ニューオリンズジャズコンサートがありました。今回はODJCのオリジナルバンドに加え、スペシャル バンドとして、ゲストにシドニーからおなじみジェフ・ブル(tp)、東京からは小林真人さん(b)、そしてメインゲストに小林創さん(p)を招いて、大阪で活躍中の吉川裕之さん(ts/cl)、永田充康さん(ds)といった素晴らしいメンバーでスプリングコンサートが開催されました。
ジャズピアニスト小林創さんと
マーチングの後は、まず最初に小林創さんのソロオルガン演奏。教会でのオルガン演奏でジャズを聴くのは感動的でした。Fats Wallerを師と仰ぐ小林創さんの最初の曲は、やはりFats Wallerの曲で《Jitterbug Walts》。何だか回転木馬のような.......とってもメルヘンチックな気分になりました〜
そこにスペシャルバンドのメンバーが入り、今度はバンド演奏が始まりました。ゲストバンドで歌わせて頂いた私は《Careless Love Blues》を初めてオルガン演奏で歌いました!「ピアノと違って音がのびるので、スイングしなくて歌いにくいかな〜」なんて小林さんと話していたんだけど、これが意外と大丈夫でした v(^o^)v
 スペシャルバンドの後は、つい最近ニューオリンズのフレンチ・クオーターフェスティバルに出演してきたばかりのフォーティーズ、その次に演奏したマホガニーホールストンパーズは、ピンカラさんが亡くなってちょうど1年になりますが、代わりにピンカラさんの師匠ジェフが入っての演奏。
そして昨年30周年を迎えたレッドビーンズと続きました。
 お客さんの待ちに待ったラスカルズの演奏の後は、小林さんのオルガンと河合良一さん (cl)のデュオでゴスペル《Old Rugged Cross》は厳かに。そこにバンジョーの川合純一さんが入って《St. Phillip Street Breakdown》は、アップテンポのリズムにメンバーの軽快な演奏がすごく良かった!そして今度は、小林さんがピアノソロで《Honeysuckle Rose》を演奏。「小林さん、指何本あるの?」と思うくらい激しく鍵盤を叩きながら素早い指の動き、アップテンポのストライドピアノが、もの凄い迫力で、聴くというより見入ってしまうピアニストです!
 最後の私の歌はゴスペル《His Eye's On The Sparrow》と、1911年に作られたアメリカンポップス《Alexander's Ragtime Band》。小林創さんも小林真人さんも、「トントン何歌う?」と曲名とキーを聞かれるだけで、楽譜がなくてもバッチリ演奏して下さいます。トラッドからスタンダードジャズまで、それだけ彼らが知っている曲の数は計り知れないほどなのです。小林創さんも小林真人さんも質の高い演奏だけでなく、人柄も穏やかで優しく、本当に楽しいセッションでした!

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