2016年3月26日土曜日

てんやわんやの家屋解体

 昨年暮れに亡くなった義父の家を、都合により早急に解体しなければなりませんでした。築40年以上の歴史を持つ2階建ての家屋の片付けは、それはそれは大変でした。義母が亡くなって10年以上、90歳まで自立して1人で住んでくれていた義父には感謝なのですが、とにかく40年分の荷物がいっぱい…。
手前が義父のお家でした〜
漱石全集や画家の本など事典みたいに太くて大きな本もたくさん。ついでに本の隙間から、女性の裸の絵もひら〜〜(⌒-⌒; ) 本は紐で束ねて捨てるのですが、多すぎてなかなか終わらない。それでも根気よく何十回もやってると、なかなか上手く束ねられようになってきて、「私って、お菓子屋さんで働けるかも!」と、独りぶつぶつ言ってたら、「トントン、頑張ってる〜?」とテニスの友人が手伝いに来てくれました!いくら暇とおっしゃられても、よその家の片付けまで手伝いに来てくれるなんて、本当に感謝のしようもありません!ありがとうございました!たくさんの本の中には、私の好きな瀬戸内寂聴さんの本もありました。小さい頃から、「なんで?なんで?」と質問の多い子だったそうですが、未だに人生において「なんで?」と思う事が山ほどあり、瀬戸内さんの本はそういった疑問に応えてくれるので大変勉強になります。
 家を建てる時と同様に、家を壊す時も神主さんにお祓いをして頂くのがいいそうです。『長い間、お守り下さってありがとうございました』という感謝を込めてという事らしいです。神主さんが準備をされておられる時に、ふと床の上にお札の入った封筒を見つけ、「ねえ、玉串料って何?」と誰にともなく尋ねる私に、神主さんはニヤッと笑い、身内に「それは神主さんにお渡しするお金なの!」と言われたのですが、とにかく何もかもが初めての経験で色々勉強になりましたー!大急ぎの解体だったので、その間に神と仏の行事も重なりました。私の父に「トントン、般若心経唱えられるねんから、トントンやったらええやん」と言われたけど、まあそういう訳にもいかへんし(笑)それにしてもお経やお祓いの後、「えっ、これでお仏壇の魂が抜けたの?いつお家の厄が祓われたの?」とまた心の中で疑問を持つ私でした。。。

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