2016年4月25日月曜日

《Fay's Jazz Vipers》from Los Angels

 今年の【New Orleans Jazz at Church】のゲストバンドは、ロサンジェルスから来た『Fay's Jazz Vipers』でした。リーダーでベーシストのMike FayとドラムのJeff Hamiltonは、ラスカルズの50周年祭の時にも来日した古くからのラスカルズの友人です。
左から)Ben Fay(g) 純一(bj) Mike Fay(b) Sonny(p)
8人編成のニューオリンズジャズバンドですが、びっくりしたのは、その中の半分のメンバーが演奏する楽器が一つでない事!Mike Fayはベースだけでなくギターやバンジョーも、Jeff Hamiltonはドラムだけどピアノも弾きます。Marc Caparoneはトランペットだけどベースも、そして一番すごいのはClint Baker!彼はクラリネットですが、トランペット、トロンボーン、バンジョー、ベース、そしてドラムまで演奏しちゃいます。皆さん芸達者というか、才能豊かなメンツがこれだけ揃うのもすご〜いですよね!ピアノのCarl Sonny Laylandは初来日ですが、ブギを得意とする彼は、ニコニコと客席に笑顔を振りまきながら、もの凄い迫力のブギを演奏してくれました。とにかく彼らの素晴らしい演奏に、お客さんも日本のミュージシャン達も釘付け((@0@))。また、さすがカリフォルニアから来た彼らは皆さんおおらかで、終始ニコニコと誰に対しても優しくジェントルメンでしたよ〜。
 私も今回はレッドビーンズだけでなく、『Fay's Jazz Vipers』でも歌わせて頂きました。曲は、1923年にニューヨークのブルース歌手アルバータハンターが作った曲で、後にベッシースミスが歌って大ヒットした《Downhearted Blues》。彼らとの打ち合わせの時、「テンポも構成も好きなようにやればいいよ!ステージでトントンが指示してくれたら、僕らはちゃんとついて行くから」と心強い言葉をかけてくれました。『Fay's Jazz Vipers』にトロンボーンの福田さんが加わっての豪華メンバーでしたが、メンバーの優しい笑顔と余裕の演奏に、私も緊張しながらもリラックスして歌えました〜(^0^)♫
 彼らにあって、日本人にないもの。福田さんもおっしゃってましたが、『間(ま)』の取り方が違うと。演奏を聞かせるというより、彼ら自身も音楽を楽しむ事の出来る余裕、これこそがエンターテイナーだと感心させられます。この日は私もとてもいい経験をさせて頂きました!

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