2016年12月2日金曜日

ラスカルズの志賀さんに、心を込めて.....

 この秋の【 New Orleans Jazz at Church 2016 】は、ニューオリンズラスカルズのトランぺッターで、7月に永眠された志賀奎太郎さんの追悼コンサートでした。祭壇には志賀さんの写真が飾られ、笑顔でビールを掲げておられる姿は、ついこの間のような気がします。
NORの福田さん(tb)志賀さん(tp)木村さん(ds)の子供達と
お客さんの中には、志賀さんの同級生で、同じバスケ部だった女性も来られてましたし、もちろん志賀さんのご家族の方もお見えになっていました。志賀さんの奥さんや、そして何より、子供の頃ラスカルズの合宿であちこち演奏旅行に行った時に、一緒に遊んだ志賀さんの娘さんやメンバーの息子さん達も来ていて、久しぶりの幼なじみの再会に盛り上がりました〜(^0^)!
 フォーティーズ、マホガニーホールストンパーズ、レッドビーンズ、キッチンファイブ、そしてゲストに、東京から『ニューオリンズジャズハウンズ』が出演され、ジャズバンドの演奏が2時〜5時半まで続きました。それぞれのバンドが、志賀さんとのエピソードを語ったり、思い出の曲などを演奏されていましたが、特に感動的だったのが、ラスカルズの演奏の時に、志賀さんが最期にニューサンで演奏しながら歌われた《 Precious Lord, Take My Hand 》の録音を流した事でした。リーダーの河合さんが、「この曲は、“神が私の手を取り、導いて下さる”というゴスペルですが、これが、彼が最期に演奏し歌った曲になりました。どうぞ皆さん、彼の最期の歌を聞いてやって下さい。」と話した後、その録音を流したのですが、これには涙をそそられました。
ニューオリンズレッドビーンズ with TonTon
ニューオリンズトランペッターのバンク・ジョンソンを愛した、素朴で、まるで歌っているような志賀さんのトランペットの演奏が流れ、その後、病気で体力がなくなり、それでも精一杯の力で歌っている志賀さんの歌が続くのですが、彼が歌い終わったところから、その録音に重ねるように、最後の1コーラスをラスカルズの生演奏に切り換えて終わるという、河合さんの粋な計らいには、とてもとても感動しましたー!
 ラスカルズのプレイヤーであり、たくさんのゴスペルやトラディショナルソングを歌われた志賀さんから、私も心に響いた曲を、よく志賀さんに聞き、教えてもらいました。この日は私も志賀さんの歌で印象に残っている《 I'm Nobody's Baby 》、ゴスペル《 He Touched Me 》と《 In The Garden (天国で)》を心を込めて歌いました。。。

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