2019年4月24日水曜日

ニューサン昼下がり初登場、姫路『キャッスルジャズバンド』

 毎年【ニューイヤージャズフェスティバル】や【神戸ジャズストリート】などに出場している姫路のデキシーランドジャズバンド『キャッスルジャズバンド』と、今回初めてニューサンの昼下がりジャズでご一緒することになりました。
左)村橋、植原、清瀬、山下、里佳、寺尾、さくら
リーダーの植原さんから選曲の件で丁寧なメールを頂き、曲の構成、テンポ、曲順など細かい打ち合わせをメールでしましたが、だいたい私の周りは適当な人が多いので(笑)その丁寧な対応にはとても感謝でした〜。
 キャッスルジャズバンドのメンバーは、リーダー植原盛樹さん(tp)、榎本里佳さん(p)、寺尾寿記さん(bj)、葛西さくらさん(cl)、以上が正式メンバーで、村橋健さん(b)、木下さん(ウォッシュボード)、清瀬さん(tb)が、この日はトラ(エキストラ)で演奏に入って下さいました。ピアノの榎本里佳さんのお父さんは、このバンドを作った方で初代リーダー故桔梗亮三さんです。
倉田くん(bj)もジョイント!(右)
私がロイヤルフラッシュジャズバンドの専属ボーカルをしていた頃、時々トラでロイヤルに演奏に来て下さっていました。桔梗さんは優しくて大好きだったので、私がよく桔梗さんのクラの吹き方を真似して笑わせてました〜。なのでキャッスルジャズバンドといえば、私にとっては今でも桔梗さんを思い出します。
 オープニングは《When It's Sleeping Down South》から始まり、まず最初の曲は《Clarinet Marmalade》。クラリネットのさくらちゃんはつい先日、毎年クリス率いるニューオリンズの【フレンチクォーターフェスティバル】で演奏してきたばっかり。
キャッスルジャズバンド with TonTon(vo)
可愛いだけのさくらちゃんじゃない自信に満ちた演奏を聴かせてくれました。里佳ちゃんのラグタイムピアノは、いつも穏やかで優しい彼女からは想像できない、力強いタッチにしっかりとした聴き応えのあるピアノ演奏でした。その他演奏は《Jazz Me Blues》《Muskrat Ramble》など・・・。私の歌伴では、「リハでは1回で全てバッチリ!素晴らしいバンドで〜す」と言ったら、バンジョーの寺尾さんが「そんなん本番ではわからんで〜(爆笑)」とは言いながら、本番ではリハ以上にバッチリでした!キャッスルの演奏は、マスター好みの“静か”と言ったら何故か受けてしまいましたが(笑)、植原さんの方針で?この日はドラムでなくウォッシュボードで(だから“静か”だったのか?)。1曲がコンパクトな仕上がりですが、メリハリある構成なので、聴いていてとても楽しいです。洗練された上品な演奏は、彼らの真面目で誠実な人柄が表れているのだと思いました。

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