2014年10月30日木曜日

初出場『東大阪鴻池ジャズストリート』

 『鴻池ジャズストリート』の日は、穏やかに晴れた夏日のように暑い一日でした。ジャズストリートは、あちこちの演奏会場をミュージシャンもお客さんもウロウロ移動するので雨だと最悪。
ホントに晴れてラッキーでした☀
新田会所
最初のステージは『新田会所』という古いお堂の様なところでした。千年という歴史のある建物で昔庄屋だったそうです。木の匂いのする和の雰囲気の中でのジャズの生演奏。音響も良く、とても気持ちよく歌えました。メンバーは、いつもニューサンで第3月曜に一緒にライブしている、多田恵美子さん(p)、山本久生さん(b)、中嶋俊夫さん(ds)。初出場なので、お客さんの入りも心配でしたが、思ったよりたくさんのお客さんが聞きに来て下さいました。早速、切れのいいドラムの中嶋さんのパフォーマンスで盛り上がり、2曲のバンド演奏の後、ボーカルが入る頃にはいい雰囲気でした。
 もう一つの会場『カフェ チェルシー』は、私達が入る頃には有り難い事に、もう満員でした。今日はニューサンのお客さんもたくさん応援に駆けつけてくれました〜!前のブログに書いた大御所歌手、細川綾子さんがよく『歌手を生かすも殺すもバンド次第』とおっしゃいますが、まさにその通り。多田さん、そして特に中嶋さんは、ジャズに係らず映画音楽、ポップス、ラテン、演歌、昭和歌謡などすべてのジャンルにおいて、その曲を最大限に生かす演奏をされます。お陰さまで、歌手の私は何の迷いもなく心を込めて歌うことが出来るし、演奏と歌が完全にマッチする事により、お客様にもその曲の時代背景など思い出して、懐かしさに浸って頂けるのです。
カフェ チェルシー
中嶋さんは大先輩で、ジャズ界ではすごい方なのに、本当に腰が低くて謙虚な方です。まさに『能ある鷹は爪を隠す』本当にすごい人は、 自慢しなくてもその存在は一目瞭然です。今日はそんな素晴らしいメンバーと共演でき、たくさんのお客様に楽しんで頂けたことで、私自身もとても楽しめたし、充実感でいっぱいです ♡
 MC(トーク)の時、ニューサンで毎月第3月曜にライブをしている事をお話すると、「お店に行きたいので場所を教えて欲しい」と声をかけて下さる方もいらっしゃり、少し多めに持って行った名刺もあっという間になくなりました〜v(^^)v一人でも多くの方に、私達のジャズを聞いて頂く事が出来たら、こんなに嬉しい事はありません。We'll Meet Again !

2014年10月23日木曜日

日本が誇るジャズボーカリスト、細川綾子さん!

細川さんも、ニューサンでのライブ5回目ともなれば、「今日はJR大阪駅から迷わずにお店まで来れたのよ〜」と笑顔で夕方のリハに入られました。毎年、春・秋と年に2回の細川綾子さんのスペシャルライブは、今回も彼女の歌を楽しみにしておられるお客さんでいっぱいでした。 更に生田幸子さんも人気ピアニストで、彼女のファンもたくさんいらしてました。細川さんと生田さん、ドラムの永田くんは、この日3人とも初対面でしたが、リハですっかり打ち解けて、リラックスムードで本番を迎えました。
細川さん、生田さん、トッキー、みちやす
細川さんの1曲目は、コールポーターの『I've Got You Under My Skin』。いきなりこんな難しい曲から(@o@) と思いましたが、さすが綾子さん!軽いスイングの乗りで魅了させてくれました。いつもの軽快なトークと彼女の歌うスタンダードジャズは、ハートフルでスイング感溢れた、聞いていて本当に心地のいいものでした。生田さんとは私も初対面で、気さくで爽やかな感じの方ですが、ピアノはそんな彼女の印象と裏腹に、力強いタッチで激しく鍵盤を叩いて弾くモダンジャズピアニスト。見た目とその演奏のギャップがまたカッコいい!細川さんも「パワフルで素晴らしいピアニスト」と絶賛しておられましたが、まさにその通り、生田さんのピアノ演奏だけでも十分存在感のあるすごいピアノでした。
写真をクリックすると大きくなりますよ(^o^)/
最後のステージで、私の大好きな『Mack The Knife』 を歌ってくれましたが、華奢で細い細川さんの身体のどこからあんなパワフルな声が出るんだ?と思うほど圧倒されました。 「今年で私76よ〜」とおっしゃっていましたが、何と今回来日されてからこの日まで、1週間毎晩ライブをされてきたそうです。この御年でアメリカから1人で来られ、荷物を引きながら新幹線や飛行機で移動し、ツアーをされるなんて信じられない!なんてタフなんでしょう。当の細川さんは「気がついたら1週間ぶっ通しで歌ってたって感じよ〜」なんてサラッとおっしゃってたけど、お客さんも「細川さんには元気を頂く。“私達も頑張らなきゃ”と活力になるよ!」と言ってました。
 ラスカルズのリーダー河合良一さんも、つい先日喜寿を迎えられましたが、皆さんやりたい事を貫く精神は、生きる活力に繋がるんだな〜といつも感じます。「この年まで歌ってるとは思わなかったわ」と細川さんも話していたけど、年が勝手に取るだけで、気持ちは若いままなんです。その気持ちが元気で長生きの秘訣なのかもね。。。

2014年10月16日木曜日

神戸ジャズストリート2014

 スーパー台風19号を目前に控え、何とか神戸ジャズストリートの2日間は、お天気に恵まれ楽しい時間を過ごす事が出来ました。フェーン現象?のせいか、2日間とも蒸し暑く、“夏に逆戻り〜”って感じで、新潟では朝晩ストーブを点けていたから、何だか変な気分だったわ〜
『北野工房のまち』にて
初日の神戸外国倶楽部での秋満義孝トリオは、大勢のお客さんで埋め尽くされました。『Night And Day』『Star Dust』『思い出のサンフランシスコ』など、有名なスタンダードナンバーをスインギーな心地よい演奏で歌わせて頂き大満足なライブでした(^o^)♫
 今回2日間ともゲストボーカルで参加した木村陽一(ds&vo)トリオでは、木村さんが歌った『For All I Know』という曲がなぜか心に残りました。「明日あなたとまた会えるかどうかわからないから、今夜のうちにあなたと楽しむわ」というような内容だと木村さんが言ってました。彼にとっては、それを人生に例えて「一期一会」だと。「僕はもう年を取っていて、明日があるかどうかわからないから、今日を必死で生きるんだ」とおっしゃってましたが、それは年を取っているとは関係なく私もそうです。よく「もし生まれ変わったら…..」と言いますが、それより今の人生はたった一度きりの自分の人生。自分の気持ちに素直に後悔なく生きたいと思っています。嗚呼、ジャズって人生だな〜って。病気をしてからちょっとセンチメンタルになったかな?(笑)
バプテスト教会
レッドビーンズとの共演は、両日共に教会で。日曜の教会では、シドニーからおなじみトランぺッターのジェフ・ブル、そしてイタリアからピアニストのグイド・カイロがゲストで参加してくれました。私も彼らとの共演で、ブルース『Make Me A Pallet On The Floor』を歌いました。彼らのゆったりしたスローなリズムの『間(ま)』を感じながら・・・日本人はせっかちなので、どうしてもリズムが走りがちになります。外人ミュージシャンがいつもアドバイスしてくれるのは、この『間』です。先月フランスから、ポールモーリア楽団トランぺッターのパトリックが来日して、ラスカルズと共演した時も、「音を出していない時の『間』を感じて演奏してごらん」と若いバンド マン達に言ってました。彼らは、こうしていつも私達に魂で感じる音楽のあり方を教えてくれます。ジェフとグイドは、今週18日(土)ニューサンでラスカルズのライブにゲスト出演します。是非、この機会に彼らの素晴らしい演奏を聞きに来て下さい!

2014年10月9日木曜日

秋のジャズイベント&ライブのご案内

 やっと秋らしい季節になって来ました。爽やかな風を感じて、どっか行きたい気分になったら、是非ジャズを聴きに来て下さいね〜! お待ちしてまーす (^o^)/
秋満義孝さん(p)
★ 第33回 神戸ジャズストリート
<10月11日(土)>
● 13:00〜 北野工房のまち    
木村陽一(ds&vo) 渡辺絵理(p) 脇本総一郎(b)
● 14:00〜 神戸外国倶楽部   
秋満義孝(p) 小林真人(b) 藤田洋(ds)
● 16:00〜 神戸バプテスト教会  
レッドビーンズ ゲスト:グィド・カイーロ(p)
由緒ある神戸外国倶楽部で、東京からの大御所ジャズピアニスト秋満さんとの共演はドキドキもの。
ベースの小林真人さんともまたご一緒出来るのは
嬉しい (^o^)♬
<10月12日(日)>
● 14:00〜 六甲荘       
木村陽一(ds&vo) 渡辺絵理(p) 脇本総一郎(b)
● 15:00〜 神戸バプテスト教会    レッドビーンズ ゲスト:グィド・カイーロ(p)

細川綾子さん
★ 細川綾子スペシャルライブ  at ニューサントリー5         10月16日(木) 前売券2,500円 予約受付中
          生田幸子(p) 時安吉宏(b) 永田充康(ds)
日本が誇る大御所ジャズボーカリスト、スイング感あふれるハートフルな歌をお楽しみ下さい。

★ TonTon 月例ライブ at ニューサントリー5
     10月20日(月)
        多田恵美子(p) トーマスポズナー(b) 中嶋俊夫(ds)

★ 東大阪鴻池ジャズストリート
  10月26日(日) 
   多田恵美子(p) 山本久生(b) 中嶋俊夫(ds)
         ● 13:00〜 新田会所
            ● 15:00〜 カフェ・チェルシー
初出場なので、会場もどんなところか楽しみです。
 そして11月のジャズイベントの予告です。スケジュールはまだなので、また後日ブログでお知らせしますね〜
   11月15/16日(土/日)11:00〜16:30
   11月24日(月)コンサート会場:島之内教会  パーティー会場:ニューサントリー5 

2014年10月2日木曜日

スペシャルゲスト、おさむちゃん!!

 9月22日(月)のライブは、思った通りとーっても楽しかった〜!メンバーは、ぼんちおさむちゃんのバンドメンバー、みちよちゃん(p)と永田充康(ds)、ベースはミッチーバンドのトッキーこと時安吉宏。毎月おさむちゃんのライブを見てて、おさむちゃんの自由なアドリブにしっかり対応しているバンドをすごい!といつも思っていました。しかも明るくて楽しい人ばかりで、おさむちゃんのショータイムを盛り上げてくれます。そして、この日の私のライブも盛り上げてくれました!
NS5のホームページを作ってくれている晴巳さん(左)
私の歌は、大好きなトラッドナンバー『Basin St. Blues』から入り、コールポーターの名曲『Begin The Beguine』、恋することは美しい『But Beautiful』お月様の美しい9月に『How High The Moon』など13曲ほど。ボサノバ『 The Gift』での永田くんのドラムソロは超カッコ良かった♪  彼は地元の『河内音頭』の太鼓も叩くし、歌も歌うんだけど、みんなでリクエストしたら「エーッ!」と照れながらも『河内音頭』を歌ってくれました。かけ声は「えんやこらさー、どっこいせ〜!」って言うのよ(笑)永田くん、「1コーラスで勘弁して〜」って言ってたけど、お祭りでは30分くらい歌うんだって!私が歌った『Begin The Beguine』の歌詞も相当長いんだけど、『河内音頭』の方がもっと長いね ((@o@))  それから、私も滅多に歌わないんだけど、この日は美空ひばりさんの『りんご追分』も歌いました。東北の春はなかなかやって来ない。寒い地方に住む人が、春を焦がれて待つ気持ちが、私も新潟に住んで、よーくわかるようになりました。。。
 そしてこの日、一番嬉しかった事!みちよちゃんがおさむちゃんに「来週トントンとライブするんだけど、良かったら来てねー」と声をかけてくれていたのですが、まさか本当におさむちゃんが遊びに来てくれましたー(♥o♥) 2ステージ目に私がおさむちゃんを紹介し、『恋のぼんちシート』を始め、最後のステージまでいて、何曲か歌ってくれたのですが、お客さんも突然のサプライズにとっても喜んで下さいました。今日のお客さんはラッキー★ おさむちゃんの娘さん、まみちゃんもニューヨークからたまたま帰国していて来てくれました。まみちゃんは、学生の頃お店のレジを手伝ってくれていたんですが、それ以来久しぶりの再会でした。おさむちゃんも「みちよちゃんとトントンのライブやったら、いつでもどこでも応援に行きますよー」と言って下さって、みちよちゃんと「嬉しいねッ」って (*^♥^*)♫
ところで、この写真、大阪人らしいと思わへん?!
(左から)おさむちゃん、トッキー(b)、みちよちゃん(p)、みちやす(ds)