2017年1月27日金曜日

冬の新潟2日間 JAZZ 三昧

ぽるとカーブドッチ
冬の新潟ジャズストリートはお天気に恵まれ、たくさんのお客さんがお越し下さいました!極寒でしたが、そこはさすが新潟人はタフです。そして大阪からも、毎週土曜日ニューサンのラスカルズのライブに来て下さる常連さん、梶川さんご夫妻が去年に引き続き、またこの冬も来て下さいました〜(^o^)/ 遠路遥々ありがとうございました!
 最初の会場は、コーヒーショップ『』。今年の干支は酉(とり)なので、《Chichen ain't nothing but a bird》は絶対歌おうと思ってました!この曲はリズムも歌詞の内容も面白くて、『鶏は、とり以外の何ものでもない・・・?』(^_^;) とにかく、鶏はとっても美味しいよ!という歌です(笑)トラッドジャズやブルースは、こんな風に生活の中でのたわいもないことが歌詞になることが多いです。歌っていてもすごく楽しくて、私は大好き!
テニスの長嶋さんと長谷川さん
 続いて、イタリアンレストラン『ぽるとカーブドッチ』。ここは『G7農相会議』の昼食会場となった由緒ある歴史的建造物ですが、町の中心部から少し離れているので、いつもお客さんが来て下さるか心配してしまいます。でも会場に入ると、なんとテニスのお友達が来てくれててビックリ!他にも、私のブログを見て来て下さったというお客さんもいらっしゃいましたー(@0@) 嬉しいなあ〜。こうして意外な方とお会い出来るのがジャズストリートでもあり、サプライズみたいで私も感激です!演奏時間がちょうど夕刻の2時間だったので、窓から暮れゆく風景をバックに演奏するのも素敵でした。ここは天井も高く、音響がいいので、物凄く気持ち良く歌えます。
Monk's Mood
特に、ピアノの遠藤くんからのリクエストでロマンティックな曲、《Stars fell on Alabama》は、Twilight Time にピッタリな感じでした。「生演奏を初めて聞いて楽しかったー!」と言ってもらえて、こうしたライブをもっと身近に気軽に聞きに来てもらえたら、とても嬉しいです。
 この日はハードな1日で、夜もライブがありました。けやき通りにある新しいジャズスポット『Monk's Mood』。お洒落なジャズバーで、これから新潟のジャズミュージシャンが活躍出来る場所になればいいな〜と思います。この後、古町にある『和夢』というお店でブリしゃぶの打ち上げ、翌日はジョイアミーアで『ホットジャズナイト6』と、まだまだジャズは続きます。。。

2017年1月20日金曜日

今年も『Keep Playing』

 大晦日から大阪に行っていたので、実は一昨日新潟に戻ってきて初めて、頂いた年賀状を見せていただきました。今頃年賀状を読んでお返事したりして、まだお正月の続きみたいな感じです・・・(^^;)
うちのお正月!
  大晦日は毎年恒例、MITCH(tp)のカウントダウンに行くつもりだったのですが、忙しい年末に(後期高齢者の!)マスターが、毎日休まず老体に(笑)ムチ打って働いていたので疲れ果て、家でゆっくりしたいという事で、紅白を見て過ごすことになりました。紅白と言えば、今年はSMAPも出場しておらず、別にファンというわけでもなかったのですが、たまたま母が録画していた『スマスマ』の最終回を初めて見たら、「こんなに面白かったのか!」と感激してしまい、今更ながらSMAPが解散し、『スマスマ』が終わってしまったことを非常に残念に思ってしまいましたー(^_^;)。一昨年の紅白に出場していたSMAPが、まさか去年で解散してしまうなんて、誰も想像していなかっただろうし、もしかしたら、ご本人達も考えもしていなかったかもしれない。そう思うと、人生って何が起こるかわからないですね〜。
実家から撮った大晦日の夕暮れ
グループの解散ってよくある話で、身近なバンドでは、ニューサンで毎月第4月曜に出演して頂いているモンデューも、残念な事に去年4人中2人抜けてメンバーが変わりました。メンバーが変わると、当然音楽の質も雰囲気も変わってくるので、方向性も微妙に変わり、思い通りに行かない事もあるかもしれない。ラスカルズの河合さんも、メンバーとの話し合いで意見の食い違もあり、そして当然妥協もあり、そうでなきゃ50年も続かないとおっしゃってました。時には諦めも肝心だけれど、私が自分の人生で学んだことは、『続けて行く事』。私は諦める事より、続けていく事の方が、ずっと難しい事だと思うので。ジョージルイスの『Keep Playing』という言葉を掲げて、ラスカルズのメンバーが、50年バンド活動を続けてきた事や、バブルが弾けて経済不況に陥り、更に阪神大震災があったりして、何度も挫折しそうになりながら父が店を続けてきた事の大変さと素晴らしさを、SMAPの28年の解散に重ねて(笑)、痛感する今日この頃でした。。。

2017年1月13日金曜日

NEW YEAR JAZZ PARTY 2017 

 毎年、年の初めはアサヒビアハウスで、オリジナルデキシーランドジャズクラブ (ODJC)主催の【NEW YEAR JAZZ PARTY】があり、たくさんのジャズファンやミュージシャンが200人近く集まり盛り上がり、新年を迎えます。
大新年会でした!
ランチフードが付き、1時から5時までずーっと飲み放題で6千円は安い!と、毎年あっという間にチケットは完売してしまいます。
 今年もラスカルズを始め、大阪、神戸、広島から計9つのバンドが参加し演奏してくれました。毎年‘トリ’はラスカルズなのですが、先日ボーカルで復帰した木村さんも、さすがにドラムを叩くのはまだ無理なので自宅療養中ということもあり、正式メンバーが揃わなかったので、今年はレッドビーンズがラストステージを飾りました。私はレッドビーンズで歌わせて頂いたのですが、今年の選曲は木村師匠の持ち歌から2曲、いつも賑やかな木村さんの代わりに木村節を真似て《Dinah》を歌いましたー(^0^)♪
 ラスカルズでドラムを叩きながら歌う木村さんは、本当にカッコいいですよ〜。よく木村さんの奥様が「陽ちゃん(木村陽一さんなので)の見える席がいいの!ドラムを叩いてる旦那の姿は最高に素敵!」と今だに!言われるくらいだから、どんなにカッコいいか、おわかりになるでしょう(笑)
アサヒの後は、サントリーでまだ飲む!(笑)
初めてラスカルズのライブに来られたお客さんも、木村さんには老若男女、皆さん惚れて虜になって帰られます。そんな木村さんがラスカルズから抜けて、初めて彼の存在の大きさをつくづく実感しています。ベースの石田さんはご病気で、トランペットの志賀さんはお亡くなりになり、ピアノの尾崎さんは母親の看病、そして木村さんは療養中ということで、代わりに若手のメンバーが入って演奏してくれていますが、でもそれはラスカルズサウンドではありません。46年間毎週土曜日ニューオリンズラスカルズの演奏を当たり前のように聞いて来ましたが、今こうしてメンバーが欠けて行く中で、ラスカルズのサウンドというものが、どれだけ貴重で素晴らしいものだったか思い起こされます。ニューオリンズジャズの最高峰であった『ジョージルイス ラグタイムバンド』を再び蘇らせたような、ニューオリンズジャズを心から愛し、人生をかけた本物のニューオリンズジャズバンドがラスカルズです。78歳の木村さんが奇跡的に助かったのは、ラスカルズ継続の為に、天国からジョージルイスが、まだまだ『Keep Playing』と言っているのだと思います。

2017年1月6日金曜日

ラスカルズの木村さん(ds&vo) 、まずはボーカル復帰ライブ!

 ニューサンの初ライブは、思いがけず、ラスカルズのドラム木村さんの復帰ライブになりました。店のライブスケジュールは3ヶ月前に決まるのですが、まさかその3ヶ月の間に、木村さんに大事故が起こるとは誰も思いもしなかったでしょう。。。
満面の笑顔で曲紹介をするボーカル木村さん(左)
木村さんは毎日スポーツジムのプールに歩きに行ってるのですが、シャワーを浴びる前に水を飲んだ途端突然苦しくなり、そのまま倒れたらしいです。すぐ救急車で運ばれましたが、心臓の大動脈破裂で、手術前に生存率20%とお医者さんから告げられ、ご家族も一度は覚悟されたそうです。木村さんが復帰できたのは、彼の驚異的な生命力と、その上担当医が、毎日のようにこういった患者さんの手術をされている心臓外科の名医で、たまたま運ばれた病院に来ておられたという強運もあったらしいです。助かっても後遺症が残る可能性が高いとも告げられたそうですが、そういった後遺症も全くなく、元気に皆さんとハグをし、お酒を飲み、しっかり7曲も歌ってご機嫌で帰られましたー!担当医も「よく助かりましたね!」と木村さんに言われたくらい、全く元の状態のままご生還されました(^_^) 大手術の後にも係らず、退院後、毎日のように家の近所を歩き回って、足の筋肉をつけているそうです。この日お父さんの代わりにドラムを叩いてくれた息子の純ちゃんも、「おやじの生きる事への執念には脱帽する」と言ってました。これから少しずつ、またドラムに歌にと、まだまだ人生楽しんで下さいね!
森さん 林家竹丸さん 杉山悟史くん(p) 純ちゃん(ds)
 ピアノの杉山悟史くんとは、この日初共演でした。彼は Mitchのバンドでピアノを弾いていましたが、2年間ニューヨークに勉強しに行き、最近日本に帰って来ました。「幅広いジャンルをこなせるジャズピアニストになりたい」という彼は、ソロ演奏で、J. P. ジョンソンの《キャロライナシャウト》を弾くなど、初めて彼のピアノを聞いたお客さんやミュージシャンも、彼の素晴らしいピアノ演奏に感激していましたよ〜(^0^)♫
 この日は、「復帰された木村さんに会ってお祝いの言葉を!」というお客さんや、毎月私のライブに来て下さるお客さん、ラスカルズのお客さん、たくさんのミュージシャンも、それからお正月なので、私の親戚も来てくれましたー。
初ライブからたくさんの方にお会いでき、まだお正月気分で、ワイワイと楽しいライブを過ごせました。今年もどうぞよろしくお願い致します!