2018年8月25日土曜日

『日本のサッチモ』外山喜雄(tp)&恵子(p)ご夫妻、ラスカルズとジョイントライブ♪

ニューオリンズラスカルズのライブに、東京からデキシーセインツのリーダーでトランペッターの外山喜雄さんと、ピアニスト兼バンジョープレイヤーの奥様、恵子さんがご来店されました。
N.O.ラスカルズ with 外山喜雄(tp)&恵子(p)ご夫妻
私は時々新宿ジャズでお会いした時にご挨拶するだけで、いつもゆっくりお話できないのですが、今回もバタバタと忙しく、やっぱりあまりお話しできませんでしたー(^^;;) でも、お二人ともニューオリンズから戻られたばかりなのに、お疲れのご様子もなく、本当に変わらずお元気で、生き生きとしてらっしゃいました。外山さんって大御所!というイメージがあるのですが、河合さんが「外山くん!」と呼ぶので、「あ、そうか。河合さんは外山さんの先輩なんだ!ってことは、河合さんは日本のニューオリンズジャズ界で一番年長さんなんだ!だから◯◯◯みたいなんだな。はは〜ん.....」という感じで、◯の文字はご想像にお任せますが・・・^^;、改めて河合さんの存在も確認させられました!
恵子さん(右)と一緒に
河合さんは80才になっても変わらず迫力のある演奏で、未だ衰えを知らず、後輩たちは一緒に演奏している時も、時々河合さんに睨まれ、肘で突かれながら冷や汗ものです。ところが外山さんは、河合さんが何か言いたげでもそんなことお構いなし(笑)ラスカルズのライブを外山ワールドにしてしまいました!木村さんが歌っている時でも、サッチモ風にデュエットされたり、ライブの休憩時間を使って恵子さんとデュオでブルースを演奏されるなどサービス精神旺盛で、でもその外山ワールドはとても楽しくて、ニューオリンズでの出来事や、曲の紹介、かつてのニューオリンズジャズミュージシャンの話など交えながら、素晴らしい演奏を聴かせて下さいました。外山さんファンの方も、ニューサンで初めて外山さんの演奏を聞かれたお客さんも、「この人すごいな〜」と感激しながら聴いておられましたよ!
外山喜雄さん(tp)と恵子さん(p)
ライブも終盤を迎える頃、お客さんから、日本のサッチモ外山さんの《What a wonderful world》が聞きたいとリクエストがありました。すっかり外山さんに魅了されたお客さんも一緒に歌って盛り上がりました。「What a wonderful world〜♪」という歌詞のところで、突然外山さんがマイクを河合さんの口元に持っていった時、恥ずかしそうに笑いながら歌う河合さんを見て、「まさか〜ー、ありえへーん!!」と、もうびっくり&大ウケで、私はひっくり返りそうになりました🤣 河合さんも、可愛いとこあるんじゃん!なーんちゃって(笑)さすがの河合さんも、外山さんにはかないませんでしたー😆

2018年8月18日土曜日

ニューサンは、おかげさまで48年!

 8月25日はニューサンの48周年記念日です。今年は前日の24日(金)に周年記念ライブをします。この48年間、変わりゆく時代の中で、なんとかここまでやって来られました。これもニューサンを愛し、支えて下さっている皆さんのお陰と感謝しております。と同時に、どんなに時代が変わっても、「ええもんは、ええ!」そういうアンテナみたいなもんを尖らせて、感性を磨いとかなあかんと思っております。
 周年ライブには、最近滅多と来られなくなった懐かしいお客さんも来てくれはります。「マスター、久しぶりやな〜」「ほんまや、まだ生きとったんかいな、たまには顔出してくれへんと、死んだんか思うで〜」「そやねんけど、最近もうしんどうて、夜出かけんのかなんねん」というお客さんの為に、日曜に『昼下がりライブ』もやるようになりました。高齢化社会になり、世の中が健康志向になって来ている時代です。昼間音楽聴いて楽しんで、夜は早く寝るのも、ええ健康法やと思います。
故大ママ(真子ママ)と故藤本義一さん
そういえば、毎年周年前になると思い出す、ニューサン創立者の大ママは、まさかこんな時代がやってくるとは思てはらへんかったと思います。マスターのお姉さんやった大ママは美人で高慢ちきな人でした(^^;;)。「あんた来たら暇になるから、はよ帰ってや〜」と言われてはったお客さんもいはりました(--;;)
「私はステーキしか食べへん!」いうて、ほんまに毎日ステーキとほうれん草しか食べはらへんかったし。たまの外食では、好きなもん決まってて、中華料理『青冥』で白菜のクリーム煮を、阪神デパートの食堂街にあったホテルのレンストラン『アラスカ』では『舌平目のムニエル』を、よう食べてはったん思い出します。前にも書きましたが、「私は百貨店で食事する時は上でしか食べへん。あんたのおとうちゃん(マスター)はいつも地下で食べるやろ。高級は上、安もんは下や。ハハハハ〜」と、その豪快な笑い声は今でも聞こえて来そうや。その『アラスカ』いうレストランも、今回阪神デパートがリニューアルされたらなくなってました。時代と共に、消え去るもの無くなるものもたくさんありますが、ニューサンはこれからも50周年目指して頑張って行きたいと思てます!

2018年8月11日土曜日

8月/9月のジャズライブ&イベントのご紹介

8月20日(月)【 Ton Ton 定期ライブ 】 ❶ 19:30-20:10 ❷ 20:40-21:20 ❸ 21:50-22:30
           多田恵美子(p) 山本久生(b) 中嶋俊夫(ds)

矢萩典代(vo)さん(中央)のライブでした!
8月24日(金)【 NS5 48周年記念ライブ 】    大阪 ニューサントリー5 
Ⅰ 19:00 〜 19:40 
 《 NS5ニューオリンズジャズバンド 》
  風間晶世(cl) 福田恒民(tb) 
  川合 純一(bj) 池本徳和(tp) 村橋健(b) 
  梁瀬文弘(ds) TonTon(p&vo)
Ⅱ 19:50 〜 20:20 
 ● 《 カントリー&スタンダード 》 
   セマスチャン福田(g&vo)  
       愛情出演:福田恒民(tb)
 ● 《 オトナリ 》 
   三田裕子(vo) 藤田俊亮(vo) 足立知謙(p)
Ⅲ 20:30 〜 21:10 スイングジャムセッション
   杉山悟史(p) 樋口俊哉(b) 永田充康(ds) 木村 陽一(vo) 森朋子(vo)
Ⅳ 21:20 〜 22:00 ニューオリンズジャムセッション
   Mitch(tp&vo) 川合 純一(bj) 風間晶世(cl) 樋口俊哉(b) 
                      永田充康(ds) 杉山悟史(p) 福田恒民(tb) 他.....
けんさんとちかちゃん^^*

8月25日(土)【 第39回 光明池まつり たそがれコンサート 】
                会場:大阪府堺市光明池駅前広場  入場無料
  ① 15:20 〜 15:50 《 ジプシージャズ 》 モンデュー
  ② 15:50 〜 16:20 《 ボサノバトリオ 》 結美 (g&vo)
  ③ 16:20 〜 17:05 《 スイングジャズ 》 
        多田恵美子(p) 小林真人(b) 中嶋俊夫(ds) 森朋子(vo)

9月10日(月)【 Ton Ton 定期ライブ 】
                                      ❶ 19:30-20:10 ❷ 20:40-21:20 ❸ 21:50-22:30
         杉山悟史(p) 砂川雅城(b) 中嶋俊夫(ds)

2018年8月4日土曜日

暑中お見舞い申し上げます♪

 毎日めっちゃ暑いですが、元気でお過ごしでしょうか?ニューサンに来たら涼しいですよ!クーラー代も浮くし・・・(笑)毎月第三月曜は私のライブの日ですが、たまに祭日と重なったりしたら、別の日にお引越しします。そんな時は、最近は若いメンバーとライブをしたりしています。
今まで、『若手』と言われてきた私ですが、今回のトリオは全員アラサーで、いつの間にか「あらさ?私ってもう若手ちゃうやん!」な〜んてこんな下らないギャグを言うところが既に若くない証拠だと思うこの頃です(^^;;)
 最近私はピアノの杉山悟史くんとよくご一緒させて頂いてます。最近の若いミュージシャンは、若い時から技術力が高いというか、上手ですねー。彼は関学の軽音楽部時代からちょくちょくニューサンに来ていて、その後Mitchバンドで演奏するようになり、それからニューヨークにしばらく行き、帰国後またMitchバンドでニューサンに定期的に演奏に来ているのですが、彼の渡米経験とMitchのしごき?で、彼はどんどん力をつけ、スタンダードからニューオリンズジャズやブルースetc.....、と何でも弾きこなすスーパーピアニストに成長しつつあります。そんな杉山くんは私にとっても、とても頼りになる貴重なピアニストです。
左から)冨永ちひろ(ds) 山本学(b) 杉山悟史(p) Ton2(vo)
ということで、今回は杉山くんご推薦メンバー、ベース山本学さん、ドラム冨永ちひろさんでライブをしました。二人とも腕はいいし、人柄もいいし、ちひろちゃんは可愛いし、私は十分満足なライブを楽しめました♪ 年代が違うので、彼らの知らない曲も随分あったと思いますが、一生懸命演奏してくれようとする彼らの姿勢はすごく嬉しかったし、これから回数をこなしていくうちに、もっともっと良くなり、彼らの知らない曲もどんどん知ってくれたらいいなと思います。
 今の若いミュージシャンの中でも、お父さんやおじいちゃんがジャズを聴いていたからジャズに興味を持ったという人は、昔のジャズミュージシャンやジャズナンバーを知ってる人もいます。逆に、《Over the rainbow》や《Tennessee waltz》など、私達にとって当たり前のように知っている名曲を知らない人もいます。でも、これから先輩方とたくさん演奏経験を積んで、ジャズ全盛期に活躍したミュージシャンや数々の素晴らしい名曲があったことを、是非知って欲しいです。

2018年7月28日土曜日

リバーサイドジャズバンド in Osaka

 6月から続いていた夏のリバーサイドジャズバンド演奏活動の最後は、大阪ニューサンでのライブでした。ラスカルズの河合さんがヨーロッパへ演奏旅行に行っている間、このひと月土曜の夜は、関西や東京で活躍しているニューオリンズジャズバンドに出演して頂いていました。
皆さん、笑顔が素敵です😆
Mitchから始まって、東京からハイタイムローラーズ、北浦康司とニューオリンズジャズメッセンジャーズ、そして最後は新潟からリバーサイドジャズバンドでした。リバーのライブに来てくださったお客さんは、ラスカルズのお客さんも多く、今スイスにいる河合さんからメッセージを頂いたお客さんもたくさんいらっしゃるようでした。そのメールには、「来週水曜に日本に戻り、土曜日にまたニューサンで演奏します」と書いてありましたが、「これって、来週土曜日に来い、ということよね〜?」と素敵な女性のお客さんが笑顔でおっしゃってました(笑)そりゃそうでしょ!いくつになっても河合さんってマメな色男だね〜〜。やっぱりミュージシャンはこうでなきゃ!
 いつもラスカルズに来られるお客さんが、「今日はトントンの歌を聴きに来たのよ〜」と言って来て下さったのは、すごく嬉しかったなーo(^0^)o 今回メンバー全員揃わなかったのは残念だったけど、新潟に来れなかったバンジョーの田中丈士くんが参加できたし、トロンボーンは福田さん、トランペットは池本さんがジョイントして下さいました。
リバーサイドジャズバンド+福田恒民(tb)&池本徳和(tp)
土曜の朝、「僕も歌いに行っていい?」とラスカルズの木村さんから電話があり、木村さんも歌いに来られたのですが(^^;;)、日頃演奏しながら歌う木村さんや川合 純一さんが、二人でマイクを持って、前に立ってデュオで歌う姿は、なんだか貴重なシーンでした(笑)今回新潟や佐渡に同行して下さったお客さんと、写真を見ながら思い出話をしたりして、なんだかひと足先に夏休みを楽しんだ気分でしたよ〜。
 次の日『昼下がりのジャズライブ』では、レッドビーンズのドラムのやんちゃんも遊びに来てくれたので、リバーのドラム宮尾さんがマイクを持って歌いながらお客さんと握手をして回ったり(誰も握手なんて求めてないのに・・・^^; )、ママも賛美歌を歌ったり、バンジョーの田中くんがお客さんからのリクエストで踊りながら歌ったりと、とても楽しいライブになりました♪ 今度は11月の新宿ジャズまでリバーの演奏はないのでちょっと寂しいけど、またそれまでたっぷり充電して、いい演奏を聴いていただけたらと思っています。

2018年7月21日土曜日

【新潟ジャズストリート】&【佐渡『能舞台』コンサート】

ジョイアミーアでの演奏♪
今年もリバーサイドジャズバンド、夏の新潟ジャズストリート&佐渡『能舞台』コンサート、盛り上がりましたーー!大阪や東京から来て下さったお客さんや、 DJ のクリスもまたリバーの全ステージに司会者として参加してくれました。やはり、クリスが英語と日本語の両方でバンドメンバーや曲紹介をしてくれると、とてもカッコ良くてグレードアップします。
 今年もたくさんのお客さんがお越し下さり、本当にありがとうございました!今回は、私はジャズだけでなく、演歌にも挑戦してみました♫
新潟の夜空はプラネタリウムのよう
お客さんから頂いたリクエストで、アメリカの古き良き時代の映画『五つの銅貨』より《The five pennies》を、トランペットの木下くんとデュオでやったり、それから美空ひばりさんの《リンゴ追分》は、リハをする時間もない中、ピアノの遠藤くんとドラムの宮尾さんが、とても頑張ってくれました。リバーのメンバーは、ホントに皆さん芸達者です。
右奥に『能舞台』のステージが見えます。
ジャズストリート2日目のジョイアでの演奏の後、夕方の船で私達は佐渡に向かいました。この日の夜は相川にある『ホテル吾妻』に泊まり、次の日両津にある椎崎諏訪神社の『能舞台』で演奏をやりました。能舞台と言っても野外だし真昼間だったので非常に暑く、外に並べてある椅子も熱くて座れないほど。遠藤くんも軽い熱中症になったし、私も頭がボーッとして歌詞を忘れたし.....(^^;) お客さん側は炎天下なのですが、「バンドの人が一生懸命演奏してるのに、木陰に行ったら悪いから」と日傘を差して聞いてくださる方もいらっしゃって、涙が出るほど嬉しかったけど、そんな無理はしないで下さいね!もうこの時期の野外ライブはやめた方がいいな。。。
木藤くん(ds)、ナイスショット!
2時間半のフェリーの中では、お客さんともメンバーともたくさん話が出来て、とても良かったと思います。私個人的には、カモメの餌やりが楽しかった〜(*^o^*) リバーを暖かく見守って応援して下さるファンの方の優しさもすごく感じたし、この3日間のジャズ三昧で、演奏が楽しかっただけでなく、人の心の温かさにたくさん触れました。今日明日は、今度はニューサンで、夜のライブと『昼下がり』のリバーのライブがあります。また、メンバーや大阪のお客さんと会えるのがとても楽しみです♪

2018年7月11日水曜日

個性派トラディショナルジャズバンド【ブルームーンカルテット】

左から)富永寛之(uke)黄啓傑(cor)木村純士(d)工藤精(b)
7月に入ってすぐ、《ブルームーンカルテット》のライブがありました。定期的ではないけれど、年に2、3回出演してくれる個性派トラディショナルジャズバンドです。彼らは主に関東方面で活動していますが、関西に来る時はいつもニューサンに出演してくれます。今年は3月に《昼下がりのジャズライブ》と、7月に夜のライブがありました。
 ブルームーンカルテットは、富永寛之(ウクレレ)、黄啓傑(コルネット)、工藤精(ベース)、木村純士(ドラム)という珍しい構成のバンドです。どこが珍しいのか?と聞かれたら、私的にはウクレレでトラディショナル?ってとこ。でもこれがすご〜くいいんです!
ニューサンでの『昼下がりライブ』
あのウクレレの音色がとても心地よく、いわゆる普通のデキシーバンドがやるような曲でも、「これ同じ曲〜?」と思うほど爽やかなのです。かと言って爽やかだけでなく、ウクレレで時には激しく、まるでエレキギターみたいに弾くこともあるし、「とみやん」のまるでハワイの現地人のような明るくて楽しい人柄が演奏に現れている感じ(*^^*) そして同じく癒しと言えば、トランペットの「こうちゃん」。私は今まで、あんなに軽く吹くトランペッターは見たことがない!何と力が抜けていて上品な、なのに、いや、だからか?いわゆるトランペットの音とは思えないほど、澄んだ美しい音色なのです。高音だろうが低音だろうが、アッポテンポでもスローテンポでも、表情変えず、涼しげな顔で吹く姿も美しい✨ベースは、リバーの伊藤くんも尊敬する工藤さん、そしてドラムは、ニューオリンズラスカルズの木村さんの息子で、「王子」こと純士くんです。
ブルームーンのライブはいつも熱盛りです!
『Sweet Sue』や『Bourbon St. Parade』などのトラディショナルだけでなく、レゲエ風『Only You』や、ラテンリズムで『Tea For Two』、映画音楽『Mascarade』など様々なジャンルを彼等独自のアレンジや構成で聴かせてくれます。「こうちゃん」のオリジナルソング『女の一生』などもすごく味わい深いし、彼の歌声もまた個性的で、漫才みたいに面白い「とみやん」と「こうちゃん」のトークを交えながら、お客さんと一緒に歌って盛り上がるステージングもさすがです!「年内にもう一回くらいニューサンで出来たらいいな〜」と言ってたけど、私も実現すればいいな〜と思っています。飽きることのない彼等のステージは、「次は何を聴かせてくれるんだろう。。。」とワクワクさせられっぱなしですよ〜♪