2014年4月18日金曜日

ありがとう、ピンカラさん

 悲しいブログが続いてしまいました。
 今週日曜4月13日に、ニューオリンズジャズバンド『マホガニーホールストンパーズ』のトランペットでありリーダーの高居さん、ことピンカラさんが、心筋梗塞で急逝されました。まだ58才でした。
ピンカラというニックネームは、ピンカラ兄弟という歌手にそっくりだったので、学生時代からそう呼ばれていたそうです。マホガニーは、ニューサンで演奏して30年くらいになるかなあ〜
ピンカラさんとは、本当に長い長い付き合いで『いるのが当たり前』という存在でした。
 彼は、今月29日に新潟にリバーの35周年に来てくれるトランぺッター、ジェフブルを師匠と仰ぎ、まさに彼の演奏を継ぐ、力強く素晴らしいニューオリンズトランぺッターでした。関西に、彼のようなトランペットを吹ける人はいないでしょう。ニューオリンズジャズを演奏する人が少なくなって来ている今、彼は、やりたい!と言ってくる若いミュージシャン達を育てようとしていたし、後輩の面倒見もよく、たくさんの人達にとても慕われていました。私もニューオリンズジャズピアノを始めた頃、下手でも怒らず、「ええよ、ええよ。これからも一緒にやろな」と励ましてくれたな。
トランぺッター左からピンカラ、ジェフブル、ミッチ
私が病気の事をブログに書いていたのも、ずっと読んでくれていて、病み上がりの去年のクリスマスライブの時は、彼の住む遠い和歌山から、彼女のひがちゃんと一緒に、私のライブを聞きに来てくれました。私が歌っている時も、帰りのレジのところでも、「トントン本当に良かった、良かった」って泣いて泣いて、「ピンカラさん、年とって泣き上戸になったんちゃう?」とからかったこともあったな。
 5月の連休は、ニューオリンズジャズのイベントが目白押しで、演奏を通じて久しぶりに会えるの楽しみにしてたのに、リーダー的存在のピンカラさんがいなくなって、何だかポッカリ穴が空いたみたい・・・ホント突然死って、残された方がなかなか受け入れられなくて辛いね。。でも、ついこの前、マホガニーホールストンパーズの30周年記念コンサートをやり、CDも残せて、すごく良かったと思います。ニューオリンズジャズの大先輩、これから一緒に演奏させて頂けるのを楽しみにしていたのに..........ピンカラさん、ご冥福をお祈り致します。

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