2022年2月21日月曜日

長引く休業で思うこと

  先日マスターから電話があり、関学グリークラブの2歳後輩が、新月会で合唱の練習中、突然倒れたと聞きました。すぐに救急車を呼んだのですが、3時間たらい回しの上、救急車の中でお亡くなりになられたそうです。これを聞いた時、大阪がどれだけ医療がひっ迫しているか、痛感致しました。オミクロンに関しては、様々な意見があります。軽症だと言われているのですが、高熱が数日出て、医者にも行けず、処方もしてもらえない、まだ特効薬がすぐに手に入るわけでもない、という病気が軽症だと言われるのは、新型コロナが肺炎になり重症化することを考えると、比較的軽症ということではないでしょうか。軽症と言われても、40度近くの熱が出る病気なんて、私はかかりたくないです。それは誰しもそうであると思います。 

遠くに見える佐渡の雪山、金北山
以前インフルエンザにかかった時、40度の高熱が出て、何か食べても嘔吐や下痢の繰り返しで、1週間ほど苦しみゲッソリ痩せた時は、もう死ぬかと思いました。こんな話もあります。リバーサイドジャズバンドの初代トロンボーンの故廣瀬先生(歯医者さんでしたので)は、京都に奥様と出掛けた時、市バスに乗ったら、目の前でゲホゲホとずっと咳をしているおじいさんがいたそうですが、夫妻は案の定新潟に帰ってから、お二人とも高熱を出して寝込まれたそうです。それが原因で79歳の廣瀬先生は肺炎を起こし、肺に水が溜まり、緊急入院、麻酔もせず注射器を肺に刺し、水を抜いたそうです。1ヶ月の入院の末歩けなくなり、今度はトイレに行く時、転けてそれから寝たきりになりお亡くなりになられました。京都でゲホゲホ咳していたおじいさんに会わなければ、まだ生きておられたと思います。病気は気をつけなければ、間接的な殺人にもなりかねないのだと思いました。今起こっている医療のひっ迫とは、こういう現象があちこちで起こっているのだと思います。完全に防ぐ事はできないけれど、マスターも80歳だし、マスターと相談しながら、考えて行動していきたいと思っています。

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