細川さんも、ニューサンでのライブ5回目ともなれば、「今日はJR大阪駅から迷わずにお店まで来れたのよ〜」と笑顔で夕方のリハに入られました。毎年、春・秋と年に2回の
細川綾子さんのスペシャルライブは、今回も彼女の歌を楽しみにしておられるお客さんでいっぱいでした。 更に
生田幸子さんも人気ピアニストで、彼女のファンもたくさんいらしてました。細川さんと生田さん、ドラムの
永田くんは、この日3人とも初対面でしたが、リハですっかり打ち解けて、リラックスムードで本番を迎えました。
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細川さん、生田さん、トッキー、みちやす |
細川さんの1曲目は、コールポーターの『I've Got You Under My Skin』。いきなりこんな難しい曲から(@o@) と思いましたが、さすが綾子さん!軽いスイングの乗りで魅了させてくれました。いつもの軽快なトークと彼女の歌うスタンダードジャズは、ハートフルでスイング感溢れた、聞いていて本当に心地のいいものでした。生田さんとは私も初対面で、気さくで爽やかな感じの方ですが、ピアノはそんな彼女の印象と裏腹に、力強いタッチで激しく鍵盤を叩いて弾くモダンジャズピアニスト。見た目とその演奏のギャップがまたカッコいい!細川さんも「パワフルで素晴らしいピアニスト」と絶賛しておられましたが、まさにその通り、生田さんのピアノ演奏だけでも十分存在感のあるすごいピアノでした。
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最後のステージで、私の大好きな『Mack The Knife』 を歌ってくれましたが、華奢で細い細川さんの身体のどこからあんなパワフルな声が出るんだ?と思うほど圧倒されました。 「今年で私76よ〜」とおっしゃっていましたが、何と今回来日されてからこの日まで、1週間毎晩ライブをされてきたそうです。この御年でアメリカから1人で来られ、荷物を引きながら新幹線や飛行機で移動し、ツアーをされるなんて信じられない!なんてタフなんでしょう。当の細川さんは「気がついたら1週間ぶっ通しで歌ってたって感じよ〜」なんてサラッとおっしゃってたけど、お客さんも「細川さんには元気を頂く。“私達も頑張らなきゃ”と活力になるよ!」と言ってました。
ラスカルズのリーダー河合良一さんも、つい先日喜寿を迎えられましたが、皆さんやりたい事を貫く精神は、生きる活力に繋がるんだな〜といつも感じます。「この年まで歌ってるとは思わなかったわ」と細川さんも話していたけど、年が勝手に取るだけで、気持ちは若いままなんです。その気持ちが元気で長生きの秘訣なのかもね。。。